スタッフコラム
第3回:「争族」のその後

皆様、こんにちは。相続勉強会講師の村上です。
最近はすっかり暖かくなり、春の訪れを感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私はもう一度くらい、寒波がくると想定しつつ、来るべき日に備えております。
このまま春になればいいですが・・。

さて、連載の第3回です。
「争族」のその後….(過去の連鎖期はコチラ)
定期的に夜、電話で話しをしていた母でしたが、いつしかその電話も無くなり
毎日の生活も落ち着いてきました。子供のころは特に何も気にしていませんでしたが
今から思えば兄弟の合意点が見つかって電話で話す事もなくなったのかなと思います。

夜の電話が無くなって数か月後、なにかの時に母が私に言いました。
「納得はできないけど、兄ちゃんも困っているし言うててもしゃーないからな・・・。」
正確ではないかもしれないですが、なんとなくそんな感じの事を言っていたと思います。
いずれにしても、多少のまとまったお金を相続する事になり、母もどうにか納得したようです。

なんとなく、すっきりした感じでの終わりではなかったですが、最終的には兄弟全て合意の元、遺産分割が完了しました。
その後、叔父さん(母の兄)は、祖母を引き取って一緒に暮らすようになりました。最初は祖母も元気だったようですが、年月が経つにつれ弱っていき最終的には認知症を患ってしまいました。
叔父の家は滋賀県だったので、めったに会う事はありませんでしたが、何かで行く機会があり、祖母に会ったときにはもう私を見ても誰かわからなかったことを覚えています。その時に聞いた話では、夜に徘徊する事があったようで、面倒を見るのも大変だったそうです。

祖母はその後、比較的長生きしましたので、叔父とその奥様は相当な期間、祖母の介護をしてくれていましたが、介護に相当、疲れていたのではないかなと推測します。

叔父は頭がよく優秀で、上場企業の上役まで務めた方で、決して理不尽な事を言う方ではありませんでした。これは私の完全な推測ですが、兄弟間をまとめる為に、もしかしたら叔父さんが譲歩したのではないのかな?と思っています。
あれだけの期間、祖母の介護をし続け、その上で遺産分割でも譲歩されていたとしたら、ほんといろいろ思う事もあったのではないのかなと思います。あくまで私の推測ではありますが・・・。

これで母の相続は完了したのですが、父の方も相続が発生する事になりまして、そのお話はまた次回にします。
第4回は「突然の出来事」です。
お読み頂き、ありがとうございました。
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